「自分のハコを持つ」が正解ではない時代
パーソナルジムの開業と聞くと、テナントを借りてマシンを揃え、内装を整えて——というイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、一般的なパーソナルジムの開業資金の平均値はおよそ300〜400万円にのぼります。この金額を借入で賄った場合、返済が始まる前から毎月の固定費が重くのしかかります。業界全体で「開業1年以内の廃業率が80%」と言われる最大の原因は、技術不足でも集客力不足でもなく、この固定費の重さです。
しかし現在、まったく異なる開業モデルが急速に広がっています。それが「レンタルジムを使った持たざる開業」です。
レンタルジム開業の構造的な強み:初期費用10〜30万円で動き出せる
レンタルスペースを借りて開業する場合、物件の契約料・保証金などの初期費用は発生せず、トレーニングマシンもレンタルジムに揃っているため、開業資金の目安はおよそ10〜30万円になります。
通常の開業と比較すると10分の1以下のコストで事業をスタートできます。この差は単なる「節約」ではなく、経営の構造そのものを変えます。固定費がゼロに近い状態で事業を始めるということは、損益分岐点が極めて低いということです。月1セッションでも黒字になる状態からスタートできるため、集客に時間がかかる開業初期のリスクが劇的に下がります。
レンタルジムの利用料は都度払いで1時間1,000〜3,000円のところが多くなっています。これをコストとして計算しても、パーソナルトレーニング1セッションの相場が60分あたり10,000〜15,000円であることを考えると、1回のセッションで利用料を賄った上で利益が残る計算になります。仮に1日4セッション・月20日稼働すれば、売上は月80〜120万円になります。そこからレンタル料(1時間2,000円×80時間=16万円)と広告費・通信費などを引いても、利益率は60〜70%を超えます。
固定費ゼロが生む「撤退コストゼロ」という経営の自由
自身でハコを構えた場合、仮に失敗した際の金銭的リスクは大きく、活動方法を選択するにあたり大きな懸念材料になります。シェアジムで活動する場合、これらを大幅に削減でき、中には初期費用ゼロ・時間ごとの使用料のみで済む場所もあります。
テナント契約をしていれば、撤退にも費用がかかります。原状回復費・違約金・残存器具の処分費——これらが重なり、「やめたくてもやめられない」状態に陥るケースが後を絶ちません。レンタルジムであれば、翌月から予約を入れなければそれだけで終わりです。この撤退コストゼロという構造が、試しながら軌道修正できる柔軟な経営を可能にします。
dotnowの視点:「持たざる開業」を完結させるための最後のピース
レンタルジムを使って固定費をゼロにしても、会員管理・予約管理・月謝の請求を手動でやり続ければ、事務作業という別の「見えないコスト」が経営を圧迫します。月謝の入金確認、予約のダブルブッキング防止、退会処理——これらに週5〜10時間を費やしているトレーナーは少なくありません。
dotnow(ドットナウ)は、パーソナルジム・フィットネス事業者向けの予約・会員・決済管理システムです。月謝の自動引き落とし・会員管理・予約受付が初期費用・月額費用0円のFreeプランから使えます。テナントを持たず、システム費用も持たない——この完全な「持たざる開業」モデルが、2026年のパーソナルジム開業の最もリスクが低い形です。2026年6月リリース予定です。

